「 活動理念 / philosophy 」
日本には縄文時代から様々な樹種の適材適所を踏まえ、技術を磨きつつ、一方で育林をしながら木の文化を築いて来た歴史があります。世界最古の木造建築である法隆寺が現存している通り、戦前までは建築を始め生活の道具のほとんどが様々な木により作られていました。そのことは多様な動植物をはじめとするあらゆる生き物が、美しい自然に囲まれ生態系のバランスの取れた、循環型の持続可能な暮らしを脈々と受け継いでいくことに繋がっていました。 人間だけでなく、健康で豊かな生活とは何かを問いつつ、この多種多様な木のモノを造ってきた歴史を次世代へ受け継いでくことを念頭に、木を主軸にデザインし、製作しながら望ましい暮らしの提案を目指して参ります。